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​​『完全なる白銀』刊行のお知らせ

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2023年2月17日、岩井圭也の新刊『完全なる白銀』が小学館から刊行されました。

詳しい情報は小学館のウェブサイトをご覧ください。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09386672

あらすじ

 写真家として活動する藤谷緑里はアラスカに向かっていた。シーラと北米最高峰デナリに挑むためだ。
 緑里とシーラの旧友、リタ・ウルラクは新鋭の女性登山家として名を馳せていた。リタとシーラの故郷、サウニケは北極海に面した小さな島だが、90年代後半から地球温暖化の影響で海に浸食されている。このままでは島は海に沈む――そんな故郷の危機を世界に知らしめる。それがリタが登山家として名を上げようとした理由だった。だがリタは冬季デナリ単独行に挑み、下山途中に消息を絶ってしまう。頂上から「完全なる白銀」を見た――という言葉を残して。
 行方不明となったあと、リタの言動を疑ったマスコミは彼女を<冬の女王>ではなく<詐称の女王>と書き立てた。緑里とシーラは、リタが登頂した証を求めるべくデナリに挑むことに。だが世界最難関の山への登攀は、一筋縄にはいかない。ブリザード、霧、荷物の遺失、高度障害……二人の信頼関係も揺らぐ。さまざまな困難を乗り越え、北米大陸で最も高い地へ手を伸ばす緑里。その先に見えたものとは。

 極限の高地だけでなく、社会でも闘う女性たちを描きだす、気鋭の著者の新境地。

・第36回山本周五郎賞候補

書評

『STORY BOX』2023年3月号(北上次郎さん)

・『週刊ポスト』2023年3月10日・17日合併号

・『読売新聞』2023年2月28日朝刊

・『ROCK & SNOW 別冊山と渓谷』099

・『ミステリ作家は死ぬ日まで、黄色い部屋の夢を見るか?』2023年3月10日(阿津川辰海さん)

・『RealSoundブック 道玄坂上ミステリ監視塔』2023年3月15日(橋本輝幸さん)

・『週刊現代』2023年4月1日・8日号(蝉谷めぐ実さん)

​・『小説推理』2023年5月号(香山二三郎さん)

・『本の雑誌』2023年5月号(松井ゆかりさん)

・『週刊文春』2023年4月20日号

・『共同通信』(吉田大助さん)

・『Number』1072号(小林昂祐さん)

・『山と渓谷』2023年6月号(GAMOさん)

インタビュー

・『STORY BOX』2023年3月号(吉田大助さん)

・『毎日新聞』2023年6月12日

対談

・栗秋正寿さん『本の窓』(ポッドキャスト)2023年4月​27日・5月4日

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